COPDデータ集
COPDに関する統計資料
日本におけるCOPDの死亡者数と死亡率(人口10万対)
厚生労働省の統計によると2025年のCOPDによる死亡者数は15,907人でした。近年、少しづつ増加傾向となっていましたが、2024年から減少傾向となっています。COPDは20年以上の喫煙歴を経て発症する病気です。日本でも過去の喫煙率上昇の影響がCOPDによる死亡者数を増加させてきたと考えられます。これまで、男性の喫煙率が高かったため死亡者数も男性の方が多いですが、女性の方がCOPD発症リスクが高いという報告も発表されています。
■日本におけるCOPDの死亡者数と死亡率(1996-2025年)
(出典:厚生労働省 人口動態統計)
日本における死因順位でのCOPDの位置づけ
厚生労働省の統計で死因順位をみると、COPDの順位は男性で高く、2025年は10位となりました。
1995年以降8位から7位で推移していましたが、2020年から順位を下げ、2021年は第9位でしが、2022年以降は10位以内に入らなくなり、2024年は11位でした。
全体でのCOPDの順位は、1999年より第10位に位置しており、2010年から2013年までは第9位に位置していましたが、2014年以降順位を順位を下げ、2016年からは10位以内に入らなくなりました。
■COPDの死亡順位(2025年)
| 順位 | 全体 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 悪性新生物 <腫瘍> (378,829人) |
悪性新生物 <腫瘍> (217,923人) |
悪性新生物 <腫瘍> (160,906人) |
| 2位 | 心疾患 (220,539人) |
心疾患 (109,125人) |
老衰 (152,976人) |
| 3位 | 老衰 (214,712人) |
老衰 (61,736人) |
心疾患 (111,414人) |
| 4位 | 脳血管疾患 (100,361人) |
脳血管疾患 (49,962人) |
脳血管疾患 (50,399人) |
| 5位 | 肺炎 (84,021人) |
肺炎 (48,733人) |
肺炎 (35,288人) |
| 6位 | 誤嚥性肺炎 (64,396人) |
誤嚥性肺炎 (38,567人) |
誤嚥性肺炎 (25,829人) |
| 7位 | 不慮の事故 (45,068人) |
不慮の事故 (25,681人) |
不慮の事故 (19,387人) |
| 8位 | 腎不全(29,387人) | 腎不全(15,983人) | アルツハイマー病 (16,768人) |
| 9位 | アルツハイマー病 (25,769人) |
間質性肺疾患 (15,406人) |
血管性等の認知症(14,862人) |
| 10位 | 血管性等の認知症 (23,905人) |
COPD(慢性閉塞性肺疾患) (13,426人) |
腎不全 (13,404人) |
※死因順位に用いる分類項目(死因簡単分類表から主要な死因を選択したもの)による順位
(出典:厚生労働省 人口動態統計 令和7年)
COPD有病率(NICEスタディ)
順天堂大学医学部の福地氏らによる大規模な疫学調査研究NICEスタディ(2001年発表)の結果、日本人の40歳以上のCOPD有病率は8.6%、患者数は530万人と推定されました。しかし、2024年の厚生労働省患者調査によると、病院でCOPDと診断された患者数は38.2万人です。つまり、COPDであるのに受診していない人は500万人程度いると推定されます。多くの人々が、COPDであることに気づいていない、または正しく診断されていないことになります。また、日本人のCOPD有病率は、喫煙者と喫煙経験のある人の方が非喫煙者よりも高く、高齢者になるほど高くなる傾向があることがわかりました。
喫煙に関する統計資料
日本人の喫煙率(2024年)
厚生労働省の統計によると、現在習慣的に喫煙している人の割合は、男性では24.5%でした。男性で最も喫煙率が高い年代は40代で34.5%、続いて50代の31.9%となっています。また、女性の喫煙率は6.5%で、50代で最も高く10.0%でした。
全体の喫煙率は14.8%で、2003(平成15)年からの推移をみると男性・女性いずれのカテゴリーでもこの10年で有意に低下しています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
■喫煙の状況
(出典: 厚生労働省 国民健康・栄養調査 2024年)
■喫煙率の年次推移
(出典: 厚生労働省 国民健康・栄養調査 2024年)
