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日本での活動 2002~2022
世界COPDデーの活動は2002年にスタートしました。
日本では世界COPDデーが制定された2002年に、東京でマスコミ関係者を集め、世界COPDデーとGOLDの活動について、日本の患者の声を交えて発表しました。
2003年には、呼吸器専門医、厚生労働省、日本医師会、薬剤師、臨床検査団体、患者などの関係者とともにCOPDを考える講演会を実施しました。この年に特筆すべきは、COPDのシンボルとして「ゴールドリボン」を開発したことです。
2004年には、世界COPDデーの日本における活動母体として、世界COPDデー日本委員会が組織されました。この年のメディアフォーラムでは、アメリカの患者団体代表と、日本の患者代表を交えて、COPD早期診断の重要性について訴えました。
2005年には、京都市での一般の方々を対象としたCOPDチェックイベントの結果を含め、世界COPDデー日本委員会の6人の専門医がCOPDに関する研究や学会活動の進展についてメディアフォーラムで講演しました。
そして2006年には、GOLD執行委員会のメンバーよりGOLDの新ガイドラインが発表されました。また、2002~2006年の世界COPDデー推進日本大会の活動をまとめたDVDを作成し、メディアフォーラムにて紹介しました。
2007年には、世界COPDデー日本委員会を発展させる形でGOLD日本委員会(GOLD-JAC)が発足。医療関係者向けの情報も盛り込んだ世界COPDデー2007のウェブサイトを開設するとともに、札幌市で一般の方々を対象にCOPDチェックイベントを開催しました。
2008年には、過去5年間に東京、京都、福岡、札幌で行ったCOPDチェックの結果を再解析し、「日本人の肺年齢」としてAPSRで発表。また年間を通じた啓発活動への取り組みとしてGOLD-JACウェブサイトを開設しました。
2009年には、GOLD-JACの活動目標をCOPDの認知率向上に再設定し、ウェブによる認知度把握調査を実施しました。また全国の医療機関や自治体でのCOPD啓発イベントをサポートする新しい試みをスタート。日本で最初に受動喫煙防止条例を制定した神奈川県とは、コラボレーション・イベントを開催しました。
2010年には、全国の医療機関や自治体、職域でのCOPD啓発イベントのサポートをさらに拡大して実施するとともに、GOLDリボン応援団としてCOPD啓発への協力者の募集を開始。メディアフォーラムでは、COPD患者さんを招いて、COPDの苦しさ、こわさを改めて訴えました。
2011年には、ウェブによる認知度把握調査でCOPDの認知度25.2%という結果が出ました。この数値が厚生労働省の「21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21(第二次))」(2012年)に取り入れられました。
2012年には、一般社団法人GOLD日本委員会を設立し、COPDに関する正しい知識の普及を通じて国民の健康増進に寄与することを目的として新たに活動を開始しました。
2013年には、健康日本21(第二次)の目標達成に向けて具体的な施策を講じていく立場の自治体担当者にCOPDを理解してもらうことで、全国での啓発事業を活性化するために、自治体健康政策担当者向けCOPD講習会の実施をスタートしました。また、調査研究事業として、当法人の事業目的の一つである「COPDの併存症に関する疫学調査」を計画するための基礎データを得るために、順天堂大学で術前肺機能検査を行った4,000人のデータをレトロスペクティブに解析。この結果をもとに、2013年APSRにてポスター発表を行いました。
2014年には、自治体健康政策担当者向けCOPD講習会を重点事業とし、全国での実施を拡大しました。また、睡眠呼吸障害(SDB)とCOPDをテーマとする調査研究事業を新たに開始しました。日本COPD対策推進会議への参画もこの年に実現しました。さらに、COPDの認知度をより高めるべく、メディアフォーラム「日本COPDサミットからの提言」をCOPD啓発に関係する各団体と連携して開催し、健康寿命延伸に向けた提言を発表したことも大きなトピックです。
2015年には、この日本COPDサミットを、一般社団法人日本呼吸器学会・公益財団法人日本呼吸器財団とともに主催しました。呼吸器領域にとどまらず、循環器領域の視点も取り入れ、参加団体の規模を拡大しての開催となりました。また、重点事業のCOPD講習会全国展開については、新たに独立行政法人環境再生保全機構との共催の形をとり、継続開催しました。
2016年には、一般社団法人日本呼吸器学会との連名で、「特定健康検査・特定保健指導の在り方に関する検討会」に対してCOPDを項目として追加するよう要望書を提出し、提言を行いました。また、日本COPDサミットは、COPDの併存症という観点から一般社団法人日本糖尿病学会・公益財団法人骨粗鬆症財団の後援を得て、自治体健康政策担当者、健診団体担当者、一般の方を新たに対象に加え、規模を拡大して開催しました。さらに、COPD講習会参加者に対して自治体のCOPD啓発への取り組みの調査・検証を行い、その結果を日本COPDサミットで発表しました。
開催年 |
活動内容 |
COPDチェックイベント・COPD認知度把握調査結果 |
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2002年 |
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なし |
2003年 |
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2004年 |
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2005年 |
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2006年 |
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2007年 |
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2008年 |
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なし |
2009年 |
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2010年 |
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2011年 |
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2012年 |
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2013年 |
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2014年 |
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2015年 |
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