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日本での活動 2008
2008年11月19日(水)は世界COPDデー 世界COPDデー関連事業の概要
2008年11月19日(水)は世界COPDデーでした。これは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の研究と啓発に力を入れるGOLD (Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)が主唱し、世界COPD患者団体連合会(International COPD Coalition)および世界家庭医協会(WONCA)が協力する世界的なイベントです。各国の医療従事者や呼吸器専門医とのパートナーシップのもとに、COPDへの注意を喚起するためのさまざまな活動が実施されています。
2008年の世界COPDデーのグローバル・テーマは"Breathless not Helpless(息切れをあきらめないで)" でした。
日本では、2008年の活動テーマを「肺年齢を知ることからはじめよう、いきいきシニアライフ ~かかりつけ医は40代からの肺機能測定を!~」とし、シニア世代の重要な健康問題であるCOPDの早期発見、予防に向けて、肺年齢への注目を高める情報発信を行ってきました。具体的には、次の3つの活動を実施しました。
1. ホームページによる一般市民および医療関係者への情報提供 (www.gold-jac.jp/)
【一般向けコンテンツ】
- 肺年齢の解説と、スパイロ検査の動画説明
- COPDの疾病解説
- 世界COPDデーおよび過去の活動について
- COPD関連統計データ
- WHOのCOPD関連コンテンツの日本語版(近日掲載予定) など
【医療関係者向け】
- Flash動画による診療シミュレーション
- ガイドラインに基づくステージ別治療方針の紹介
- IPAG問診票のダウンロード
- GOLDが提供する医療関係者向けツール(翻訳版)のダウンロード
- GOLDが提供する院内啓発ポスター(翻訳版)のダウンロード など
2. 日本の一般生活者の肺年齢に関する調査結果の学会発表
2003年から2007年までの世界COPDデーの啓発イベントで得られた約3000人の肺機能検査のデータを再解析し、第13回アジア太平洋呼吸器学会学術集会(2008年11月19日-22日 バンコク)で、順天堂大学医療看護学部 専門基礎内科学 教授 植木純先生が発表しました。
啓発イベントに参加した一般生活者の肺年齢データから、肺年齢コンセプトの意義が明らかにされました。データの概要は、12月3日(水)開催のメディアフォーラム2008で紹介されました。
3. メディアフォーラム2008の開催
報道関係者を対象に、COPDに関する最新の情報をお知らせするメディアフォーラムを、12月3日(水)、三菱ビル コンファレンススクエアにて開催しました。
過去5年間の世界COPDデーの啓発イベントで得られた約3000人のデータを再解析し、今年のAPSR(アジア太平洋呼吸器学会)で順天堂大学 植木純先生が発表した「日本の一般生活者の肺機能と肺年齢」の概要紹介などの講演が行われました。